巻四 (56) 妹背島の事

  土佐の国、幡多郡(はたのこおり)というところに住む下人があって、 この男、近所ではなく、別の里に田をつくっていた。  さてある年。 この下人が田植えのため、自分の里で苗代をこしらえ、 田植え要員の食事はもとより、 鍋、釜、それから鋤に鍬、唐鋤といった田植え道具を舟に積み込むと、 11-2歳に…

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ケンカにならないコツ?

いつも一言多い彼氏持ち必見!【ケンカにならないコツ】って? 言い合いになるとその一言でこちらが怒ってしまうということがありますよね。でもその一言というのは実は自分にグサッとくるような一言だったのではないでしょうか?もし仮に彼にその様なことを言われたのであればそれは彼がこちらのことをよく見ているということ…

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第40話 ~ネコの大カボチャ

 むかしむかし、あるところに、ネコを飼(か)っている家がありました。 ネコはすっかり年をとっていて、一日中、家の中でゴロゴロしています。 ある日、その家のおかみさんが、カガミの前で化粧(けしょう)をしていたら、そこへネコが来て、「まあ、きれい」と、言いました。「おせじでも、うれしいねえ。だれだい?」 おかみさんがふり…

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「東郷重位-最強の剣豪・剣士」

幕末期、かの新選組さえも恐れさせた剣術があります。薩摩国(現在の鹿児島県西部)で生まれた「示現流」(じげんりゅう)です。初太刀にすべてを込めるという苛烈な斬撃が特徴で、江戸時代の薩摩武士は幼少期から示現流を習うのが通例でした。この流派を生み出した武将こそ、戦国時代の剣豪「東郷重位」(とうごうしげかた)です。は…

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わがままっていけないこと!?

わがままっていけないこと!? こちらがワガママを言ってしまったせいで彼を怒らせてしまったということはよくあるのではないでしょうか?でもこちらも引けないから言い合いになってしまって後々で後悔をするといったことも多いのではないかと思います。こういう時に大切なことは、慎重にかつ冷静になることです。謝るときはど…

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自分であがる

「待て、待ちやがれ!」 盗みが見つかって旦那に追われて逃げていた泥棒が、道の真ん中に大きく開いていた穴の中にドスンと落っこちてしまいました。「へん、ざまあみろ。これでもう逃げられないぞ」  追いかけて来た旦那が中をのぞいてみますと、それはかなり深い穴でした。  そこにちょうど、若い男がやって来…

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巻四 (55)薬師寺別当のこと

   今は昔、薬師寺に、とある別当僧都がいた。 寺を統括する別当という地位にあったものの、寺のものを着服することもなく、 ただ極楽に生れ変ることだけを願うような人だった。  さてこの別当。 年老いて病にかかり、 死を目前にした念仏も唱え終り、もはや消え入ろうとした時。  まさに死なんとしていたところで…

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外面より内面の方が大事?

外面より内面の方が大事?男に好かれる「心の魅力」とは? 美人ではないけれど、性格がよくて男性からよくモテる女性っていますよね。彼女たちはいったいどんなところで他の女性と差をつけているのでしょうか?男性が外見以上に重視する、「心の魅力」について4つ解説していきます。 謙虚である 女性にはできるだけ謙虚であ…

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第39話~なますの好きな侍

 むかしむかし、能登の国(のとのくに→石川県)のある岬(みさき)に、大島藤五郎(おおしまとうごろう)という浪人(ろうにん)が住んでいました。 藤五郎は魚のなます(魚や貝などをこまかく切って、すにひたした食べもの)が大好きで、これがないと一日もがまんができません。「よくもあきずに、毎日毎日食べられるものだ」と、人がいっ…

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「伊藤一刀斎-最強の剣豪・剣士」

「伊藤一刀斎」(いとういっとうさい)は、戦国時代きっての無頼派剣豪です。しかし、自身の来歴や事績をほとんど書物に残さなかったため、現在でも謎めいた存在となっています。しかし、伊藤一刀斎が創始した「一刀流」は、弟子達によって継承され江戸時代に発展。明治期に武道としての剣道が誕生したルーツとされています。また、人気漫…

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