第23話~金平鹿(こんへいか)

紀伊国熊野の海を荒らし回った鬼や妖怪の大将である「金平鹿(こんへいか)」は、「多蛾丸(たがまる)」という名前でも記されています様々な種類の鬼や妖怪を部下にしていたとされています See You Again  by_nagisa

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第22話~温羅(うら/おんら)

「温羅」は伝説上の鬼・人物を表しており、古代吉備地方の統治者の名前だとされています温羅の伝承は数々の種類が伝えられていますが、桃太郎のモチーフになったとも言われています See You Again  by_nagisa

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巻三 (37)鳥羽僧正と国俊、たわむれ(前)

これも今は昔、法輪院というところの大僧正で、覚猷という人がいた。 その甥で、陸奥前司・国俊が、僧正のもとを訪れ、「国俊が参ったと取り次いでください」 というと、「すぐに参るとのことです。そこでしばらくお待ちください」 そういわれたので、しばらく待っていたが、3-4時間経っても出てこない。  国俊は腹立たしくなっ…

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「膝丸(ひざまる)」

鎌倉時代の軍記物語であり、登場人物の栄枯盛衰を仏教の無常観をもって描いた「平家物語」は、創作されてから近代まで、多くの人々の心を揺さぶる一大エンターテインメントとして楽しまれてきました。その中で、「髭切」(ひげきり)とともに名刀中の名刀と謳われるのが、今回取り上げる「膝丸」(ひざまる)です。 1、名…

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第4話~三枚のお札

 むかしむかし、ある山寺の小坊主が、クリ拾いに行きたくなりました。「和尚(おしょう)さん、山へクリ拾いに行ってもいいですか?」 小坊主が聞くと、和尚さんは答えました。「クリ拾いか。しかし、山には鬼ババが出るぞ」「でも・・・」 小坊主が、どうしても行きたいとだだをこねるので、和尚さんは三枚のお札を渡して、「困った事があ…

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春はさぞかし

 二人の男が、こんな話をしました。「お前さんの生まれは、とても寒い国と聞いたが、どんな具合だ」「そうですな。 寒中(かんちゅう→冬の寒い時期)などは、はしをぜん(→料理をのせる台)に置きますと、ぴたりとくっついてしまって、もう食べる事は出来ません。 それに、ちょっと話をしても、話が壁に凍り付いてしまいます。 ですから…

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花山トンネル

『花山トンネル ~あの世とこの世を繋ぐ場所』 東山から山科へ抜ける国道1号線・東山トンネルに沿って、ひっそりと小さなトンネルが通っています。このトンネルの名は「花山トンネル」。「花山」を“はなやま”と読む人が多いようですが、正しくは“かざん”と読みます。この「花山トンネル」は京都でも屈指の心霊スポッ…

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言霊~あなたはあなたのままで

相手との心の温度差にがっかりしたり残念に思う事もあるでしょうけど 一人一人基礎体温が違うのと同じで貴方には貴方の体温があります。 相手に合わせて暑い思いをしたり寒い思いをしたりせず あなたはあなたのままで楽に過ごしましょう See You Again  by_nagisa

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第26回 お坊さん「お坊さんの仕事とは?」

お坊さんの仕事は、葬式や供養することだけと思われがちですが、それだけではありません。葬式や供養は、坊さんの仕事の一部にしか過ぎないのです。お坊さんとは、出家修行者のことです。お釈迦様の弟子ですね。ということは、本来目指すものは「覚りを得る」ことです。お坊さんは、覚りを得るために日夜修行に励んでいる・・・・はずなの…

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なべや

「えー、なべ、なべ屋でございます」 なべ売りが、横町(よこちょう)に入ってきました。「おお、なべ屋。これは良いところに来た。ちょうどなべを買い換えようと思っていたのだが、良いなべ屋はあるかい?」「へいへい、わたしが扱っているのは、どれも上物のなべでございますよ」 なべ屋はそう言って、なべの入ったかごを…

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