巻四 (61)業遠朝臣、蘇生の事

    これも今は昔。  高階業遠が死んだ時、御堂の入道さまが仰るには、「何か言い置くべきことがあったようだ。不憫に思う」 とのことなので、 解脱寺の観修僧正をお呼びになり、 業遠に向って加持祈祷を行ったところ、 死人たちまち蘇生して、用事を伝えた後、 ふたたび目を閉じたとのことである。 …

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乗馬の歴史

  「乗馬の歴史」 古代から馬は人の生活と密接にかかわってきました。世界的な視点から見ても、馬は、狩猟対象であったり、移動手段であったりと、生活に欠かせない存在です。それがいつしか日本へと伝来してきます。日本でも、馬は伝令として活躍をしたり、合戦に参加したりと、重要な位置を占めていました。そんな馬は、いつ誕生を…

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第45話~お化け車

 むかしむかし、近江の国(おうみのくに→滋賀県)の甲賀(こうが)という町に、不思議な物が現れました。 それは木の車で、夜になるとどこからともなくやってきて、「ギイッ、ギイッ」と、音をたてながら、通りすぎていくのです。「あれはきっと、お化け車にちがいない。お化け車を見た者は、ひどいたたりがあるそうな」 町の人たちは…

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エイプリルフールとは

 「エイプリルフールとは」 毎年4月1日はエイプリルフールで、「嘘をついても良い日」として知られています。エイプリルフールの由来については正確に分かっておらず、国ごとに起源となる説が違うのです。日本におけるエイプリルフールの基本的な慣習、世界各国のエイプリルフールの違い、歴史や由来について解説します。…

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居合とは

  「居合とは」 居合とは、素早く刀を抜いて敵に斬り付ける剣技のことで、現在では居合道として、現代武道における競技のひとつに数えられています。ここでは剣術から派生した居合が、立ち居振る舞いや礼節を重んじる武道として成立するに至った歴史をご紹介します。また、居合を始める際に用意する道具類なども説明していますの…

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ふだん用のネコ

「ネコの赤ちゃんをくれると言うので、もらいに来ました」「よしよし、それではこの子ネコをあげよう」「そのネコは嫌じゃ。毛の色が悪い」「そんな事を言わずに連れて行きなされ。今度生まれた時には一番可愛い子ネコを取っておいてやるので、この子ネコは連れて帰って、ふだん用のネコにするがいい」 ♪ちゃんちゃん (おしまい)…

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