第4回 お祓い
第4回 お祓い「そんなに簡単なものじゃない」
占い師や自称霊能者の方で、「あなたにはよくない霊が憑いています。除霊しましょう。」
なんて、簡単に言う方、いますよね。さらに「お祓いしましょう」などと言って、ゴニョゴニョッと何か唱えて「はい、除霊しました。」とか「お祓い終わりました。」とか言って、「もう大丈夫。悪い霊は去りました。では、お祓い料○万円頂きます」などとおっしゃる方、いますよね。
でもね、こんなの、はっきりいって、インチキです。今まで何度も言ってきましたが、霊にとり憑かれるなんてことは滅多に無いし、ましてやそんな場合、お祓いは簡単にはできません。お祓いってそんなに簡単なものじゃありません。最近、電話で除霊とか、HPを見るだけで除霊ができるなどというものがあるそうですが、全くくだらないですね。お祓いってそんなものじゃないです。そういう簡単なことを言っている連中は、お祓いというものを知らないと公言しているようなものです。お祓いってそんな簡単なものじゃないんですよ。
ですので、お祓いの種類をいくつかあげて、お祓いの解説をしてみましょう。お祓いの意味のわかると思いますので。
☆車のお祓い。
これは、比較的簡単な御祓いです。特に新車の場合はね。といっても、ほんの数分で終わるというわけではありません。やり方は、各宗派で異なるでしょうけど、内容は神仏に交通安全の守護を祈る、というものです。事故にあわないように、事故に巻き込まれないように、神仏にお願いするのです。ですから、「お祓い」というよりは、「祈願」ですね。
ただし、中古車の場合は異なります。この場合は、「祈願」よりも「お祓い」ですね。中古車の場合、前歴がハッキリしている場合はまだいいのですが、不明な場合は少々問題があります。その車の過去に問題がある場合は、特に念入りにお祓いする必要がありましょう。それは、その車につきまとう、言わば「過去の思い」を祓うのです。ま、まれに、幽霊を伴っている車も無いわけではないですが、そういう場合は、お祓いもちょっと念入りになります。簡単な車のお祓いでは、すまないこともありますね。マレ・・・ですけどね。
☆土地・家屋のお祓い
これは、状況により、パターンが変わります。
新たに土地を購入し、家を建てようという場合は、家を建てる前に「地鎮祭」を行ないます。これは、その土地にいる様々な霊・ミタマ・神などに供物を捧げ、その土地を清めるというお祓いをします。また、同時に、工事の無事安全を祈ります。特に密教系の地鎮祭では(私達が行う地鎮祭)、その土地に「魔」が入らないように、結界を施します。これが、一般的な地鎮祭というお祓いです。
土地のお祓いは、その使用目的によっても異なりますが、問題がない土地の場合は、おおむね「地鎮祭」になります。そう、問題のない土地の場合はね。
問題のある土地、家屋の場合は、これはしっかりと「お祓い」しなければなりません。その問題の度合いにより、一回のお祓いで済む場合と、数回のお祓いが必要な場合とがあります。これは、特殊なお祓いになります。問題となている原因によっても変わってきますので、事前にいろいろ調べることもあります。
また、古い家屋の取り壊しの場合もお祓いをします。たとえば、それまで自分達が住んでいた場合はいいのですが(つまり建て替えの場合ですね)、古家付きの土地を購入し、その古家を壊す、もしくはリフォームして居住するという場合は、お祓いが必要になってきます。中古車の時と同様、過去の思いを祓うお祓いです。その家に残っている様々な過去を清浄にするのです。そうしてから、壊すか、居住するのです。この場合は、余程ひどい家屋や土地でなければ、一度で終わります。
☆人のお祓い
この場合も、状況により、お祓いが異なります。
たとえば厄祓い。これは一般的に祈願寺や神社などで行なわれていますから、皆さんもよくご存知かと思います。厄年の災いを祓い落とし、大難は小難に、小難は無難になるよう、神仏に祈るものです。七五三のお祓いも同じですね。子供にやって来る「災い」や「魔」を祓い、健やかな健康を祈るのが七五三です。
さて、問題は、いわゆる「憑きもの」と呼ばれるものの場合です。これは簡単にはいきません。「お祓いしてください。」 「はい、わかりました。やってあげましょう。」・・・・と言うわけにはいかないものです。
だいたい、とり憑かれているなどと言うことは、滅多にありません。ごくごくマレです。もし、完全にとり憑かれている、という場合ならば、これは大変なことになります。一度のお祓いでは、おそらく終わらないでしょう。数度かかることになります。また、その場合は、たいていは住んでいる土地や家にも問題があるでしょうから、そちらもお祓いが必要になってきます。よくよく状況を見て、そうなった原因を探り、どこに問題がるかを把握し、準備をしっかり整えてからでないと、できないことなのです。でも、こういう場合は、本当にマレなのです。
お寺でも「お祓いして欲しい」とか、「霊に悩まされている」などと言う相談に来られる方がいます。しかし、そういう方たちのほとんどは、お祓いの必要のない方です。相談に来られる本人は、「何かにとり憑かれている」と思っているようですが(実際に霊現象?のような体験をしている)、それはとり憑かれているのではないのです。
こういう場合の多くは、「霊に頼られている」というのが本当のところです。つまりは、助けてもらいたいのですね。ですから、とり憑かれているのではなくて、表現は悪いのですが、「救いを求めている霊を連れて歩いている」のです。一緒にいるんです。それは、憑きものではなくて、一緒にいるだけなんです。
この場合は、お祓いの必要はほとんどありません。(ほとんどというのは、マレに悪意を持って一緒に来ている場合や、からかっている場合などがあるからです。)。こういう場合は、たいてい、その一緒にいる方の供養をすれば大丈夫なのです。また、程度の軽い場合は、お話している間に清浄になっていく場合もあります。
確かに霊感体質とでもいいましょうか、霊に頼られやすいタイプの方はいます。妙に勘のいい方や、大変心優しい方、感受性豊かな方、心が非常にピュアな方などに多いようです。
そういう方は、頼られすぎると、体調を壊したり、やたらとイライラすることがありますので、気をつけてください。そういう時は、早めにお祓いを受けるか、インチキじゃない方に見てもらい、対処してもらいましょう。また、神仏に祈るのもいいでしょうね。あまりひどい場合は、なぜ頼られるのか、と言うことを探り、防御方法を教えてもらうこともいいでしょう。
それから、よく話題に出る生霊ですが、これも滅多にお目にかかることはありません。こんなのにとり憑かれるなんてことは、本当にマレです。よほど恨みを買っているか、怨みを買うような行為をしたか、でない限り、生霊を受けることはありません。まあ、逆恨みとか、一方的な妬みとかによる生霊もありますが、そうした場合は、たいていは撥ね返せますしね。
もし、生霊に狙われたら、これはお祓いの必要があります。しかし、簡単なお祓いでは、生霊の影響は消えません。その生霊の本体を突き止め、なぜそんな目に合うのか、原因を知らなければならないのです。
「あなた、生霊にやられてますね。私がお祓いをしてあげましょう。」······などというわけには行かないのですよ。
このような知識をもっていれば、インチキな霊能者や占い師に引っ掛かることはないでしょう。皆さん気をつけてくださいね。やたらお祓いをしたがる霊能者や占い師がいたら、これは要注意です。なんでも霊のせいにしたがる霊能者がいたら、これも要注意です。簡単に「除霊しましょう」という霊能者や占い師にも注意が必要です。こういうヤカラは、信じないほうがいいと思いますよ。
また、中古モノを購入する場合は、よ~く吟味し、注意してください。中には、怪しいものがありますので。中古の洋服を買った(最近流行ってますよね、古着って)ことにより、変な霊も一緒にやってきた······などと言うこともありますからね。十分注意して下さい。怪しいな、と思ったら買わないことです。
中古品を買ってから、どうも調子が悪い、ダルイ、イライラする、病気がちだ、人が変わったようだ、などという症状があったら、それは、その中古品が原因の場合がありますので、その場合は、その中古品ともどもお祓いをしてもらったほうがいいでしょう。
中古品には、そのものを持っていた人の「思い、想い、念」が篭っていることがある、ということを覚えていてください。
See You Again by_nagisa
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