"剣術指南 ①"の記事一覧

「千葉周作-最強の剣豪・剣士」

江戸時代後期に現れた剣術界の巨星「千葉周作」(ちばしゅうさく)。わずか1代で自ら創始した「北辰一刀流」(ほくしんいっとうりゅう)を国内屈指の剣術流派に押し上げ、門下の育成に無類の手腕を発揮したことで知られる剣豪です。その剣技は「坂本龍馬」をはじめ、幕末期に活躍した数多くの志士に受け継がれました。しかし…

続きを読むread more

「佐々木小次郎-最強の剣豪・剣士」

「宮本武蔵」(みやもとむさし)最大のライバルとして名高い「佐々木小次郎」(ささきこじろう)。独自の流派「岩流」(がんりゅう)を編み出し、物干し竿とも呼ばれる長刀を操った剣豪として知られていますが、その生涯は謎だらけ。並みいる剣豪の中でも、ミステリアスさにかけてはトップクラスと言えるでしょう。しかし、諸…

続きを読むread more

「富田重政-最強の剣豪・剣士」

「富田重政」(とだしげまさ)は、戦国時代に存在した数多くの剣豪のなかでも、とりわけ高い禄(ろく:武士が受け取る給与)を得ていた人物です。その額はなんと、13,670石(約7億1,577万円)。「加賀百万石」を称した前田家に仕え、主君の近侍を務めるほどの高級武士だったためです。当時、10,000石あれば…

続きを読むread more

「宮本武蔵-最強の剣豪・剣士」

剣豪と聞くと真っ先に名前が挙がる「二天一流」(にてんいちりゅう)の開祖「宮本武蔵」(みやもとむさし)。日本人であれば、知らない人はいない剣豪です。生涯無敗を誇った最強の剣士だけでなく、その苛烈な生き様は死後も歌舞伎や浄瑠璃、小説などにたびたび描かれ、ヒーロー的人気を博しました。また、著書「五輪書」(ご…

続きを読むread more

「東郷重位-最強の剣豪・剣士」

幕末期、かの新選組さえも恐れさせた剣術があります。薩摩国(現在の鹿児島県西部)で生まれた「示現流」(じげんりゅう)です。初太刀にすべてを込めるという苛烈な斬撃が特徴で、江戸時代の薩摩武士は幼少期から示現流を習うのが通例でした。この流派を生み出した武将こそ、戦国時代の剣豪「東郷重位」(とうごうしげかた)…

続きを読むread more

「伊藤一刀斎-最強の剣豪・剣士」

「伊藤一刀斎」(いとういっとうさい)は、戦国時代きっての無頼派剣豪です。しかし、自身の来歴や事績をほとんど書物に残さなかったため、現在でも謎めいた存在となっています。しかし、伊藤一刀斎が創始した「一刀流」は、弟子達によって継承され江戸時代に発展。明治期に武道としての剣道が誕生したルーツとされています。…

続きを読むread more

「丸目長恵-最強の剣豪・剣士」

剣聖「上泉信綱」(かみいずみのぶつな)の門下において、「柳生宗厳」(やぎゅうむねよし)と並ぶ双璧と呼ばれた「丸目長恵」(まるめながよし)。師匠からは「西国一」と称され、やがて独自の流派「タイ捨流」(たいしゃりゅう)を創始。その名を全国にとどろかせます。武将としても故郷の肥後国(現在の熊本県)を治める「相良…

続きを読むread more

「真壁氏幹-最強の剣豪・剣士」

戦国時代、「鬼」の異名を取る武将が各地に存在しました。戦場で無類の強さを誇った武将に対する褒め言葉です。常陸国(現在の茨城県)にも鬼と呼ばれる武将がいました。そのひとりが「鬼真壁」こと「真壁氏幹」(まかべうじもと)です。当代一流の武芸者として知られ、「霞流棒術」(かすみりゅうぼうじゅつ)という流派の創始者…

続きを読むread more

「北畠具教-最強の剣豪・剣士」

戦国時代では数少ない公家大名のひとり「北畠具教」(きたばたけとものり)。朝廷から伊勢国(現在の三重県北中部)の統治を託された「国司」(こくし)を務め、北畠氏の最盛期を築いた人物です。大名として華々しい活躍を遂げた一方、北畠具教には剣豪としての顔も持ち合わせていました。「塚原卜伝」(つかはらぼくでん)に師事して…

続きを読むread more

「塚原卜伝-最強の剣豪・剣士」

「塚原卜伝」(つかはらぼくでん)は、「上泉信綱」(かみいずみのぶつな)と並んで、戦国時代に双璧をなした剣豪です。「一之太刀」(ひとつのたち)と呼ばれる奥義を会得し、「鹿島新當流」(かしましんとうりゅう)を創始。戦歴は生涯無敗を誇り、最強の剣豪と謳われました。しかし、その人生は旅路に次ぐ旅路。生涯の約半分に…

続きを読むread more

「足利義輝-最強の剣豪・剣士」

「足利義輝」(あしかがよしてる)は、室町幕府13代将軍を務めた人物です。伝説の剣豪「塚原卜伝」(つかはらぼくでん)に剣を学び、奥義を授けられるほどの達人でしたが、室町幕府再興に奔走するなか、非業の最期を遂げました。また、当代きっての刀剣収集家としての側面を持っていたことでも知られています。「天下五剣」(て…

続きを読むread more

「柳生宗厳-最強の剣豪・剣士」

江戸時代、徳川将軍家に認められて「天下一の兵法」と呼ばれた「柳生新陰流」(やぎゅうしんかげりゅう)。ルーツは戦国武将としても名を馳せた「柳生宗厳」(やぎゅうむねよし)です。しかし、その人生は決して順風満帆ではありませんでした。大名家をわたり歩き、のちに師匠となる「上泉信綱」(かみいずみのぶつな)には屈辱的な敗北を…

続きを読むread more

「上泉信綱-最強の剣豪・剣士」

「最強の剣豪は誰?」という話題になると、真っ先に名前が挙がる人物がいます。戦国時代、剣聖(けんせい)と呼ばれた「上泉信綱」(かみいずみのぶつな)です。「将軍や天皇から天下一と認められた」、「立ち会えばどんな達人も刀を取られてしまう」など伝説は数知れず。弟子にも戦国時代を代表する剣豪「柳生宗厳」(やぎゅうそ…

続きを読むread more

「剣豪・剣士として名を馳せた武将

剣術の達人である「剣豪」は現代においても人々を魅了しており、「剣豪といえば誰か」「実在した最強の剣士はどの人物か」と話題になることも少なくありません。例えば、戦国時代の剣豪・塚原卜伝。塚原卜伝は「剣聖」とも言われた人物で、伝説的な剣豪と称されています。また、宮本武蔵や佐々木小次郎といった剣豪は、小説や漫画…

続きを読むread more

「骨食(こつしょく)」

「古事記」の時代より、様々な書物に数多くの刀剣や名将らが登場し、日本の歴史とともに今に伝えられてきました。今回紹介する刀剣は、平安時代末期、源頼政(みなもとのよりまさ)が「鵺」(ぬえ)と呼ばれていた不気味な鳴き声の妖怪を退治した説話に登場する「骨食」(こつしょく)です。「ほねばみ」や「ほねくい」、「ほねか…

続きを読むread more

「獅子王(ししおう)」

現代にまで名を残す刀剣には、戦で使われた物ばかりでなく、優れた行ないに対する褒賞として与えられた物もあります。その中のひとつ、鎌倉時代の軍記物語「平家物語」(へいけものがたり)に登場する「獅子王」(ししおう)をご紹介します。 1、獅子王を授けられた源頼政とはどんな人物か 源頼政(みなもとのよりまさ…

続きを読むread more

「泉水(せんすい)」

歴史上の名だたる武将と名刀とは、切っても切れない縁があります。平安時代末期から鎌倉時代にかけての中世日本において、数多くの武将が生まれ、数々の戦が起こり、武将らは刀剣を手に各地で激しい合戦を繰り広げました。朝廷や貴族による中央集権政治が崩れ、武士に覇権が移行していくなかで、二大勢力であった源氏と平氏。平清…

続きを読むread more

「祖師野丸(そしのまる)」

後世に名を残している勇壮(ゆうそう:勇ましいこと)な武将には、国を変えるような大きな戦いだけではなく、赴いた地で逸話を残す者もいます。今回紹介する刀剣、「祖師野丸」(そしのまる)の持ち主・源義平(みなもとのよしひら)もそのひとりです。源平が争った平安時代後期、その戦乱の中で生きた、源義平と愛刀・祖師野丸に…

続きを読むread more

「石切丸(いしきりまる)」

平安時代後期、武士が台頭するようになったことで刀剣の需要が高まり、刀工の技も磨かれて優れた名刀が数多く生み出されました。そして武士の政権が確立された鎌倉時代に入ると、「刀剣の黄金期」と言われるようになります。今回紹介するのは、その黄金期よりも少し前、まだ源氏と平氏が激しく争っていた時代の刀剣。持ち主は源義朝(みな…

続きを読むread more

「鵜丸(うまる)」

貴族社会から武家社会への過渡期となった平安時代後期に起こる、「保元の乱」(ほうげんのらん)や「壇ノ浦の戦い」(だんのうらのたたかい)など、源氏や平氏、朝廷を巻き込む大きな合戦は、様々な物語の題材になっています。それが「平家物語」(へいけものがたり)や「平治物語」(へいじものがたり)、「保元物語」(ほうげんもの…

続きを読むread more