10~其の弐拾八 岩かじり
怖さ:4 海の妖怪 出没地域:古座川町(古座川周辺)
昔、太地の海から上陸してきた〝岩を食う魔物〟が、周辺の岩を次々に食いながら古座川までやってきた。やがて魔物は一枚岩にたどり着く。そして、大きくて美味しそうな一枚岩に食らいついた。
その時、上流より一頭の犬がやって来…
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其の弐拾五 足ナカ怖さ1 川の妖怪 出没地域:田辺市本宮 請川
田辺市本宮町請川のメウジャ淵という所に出た妖怪。これが鮎捕りに来た人の近くの水中から川上に向かって鯔跳(いなとび)のように飛び上がると、鮎は全く捕れなくなるという。カワウソが化けたものともいわれ、ごく限られた場所に出るためか、情報が非常…
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其の弐拾弐 雀送り
怖さ0.5 山の妖怪 出没地域:那智勝浦、本宮など
雀送り、または送り雀ともいい、和歌山では那智勝浦町にある妙法山によく現れたという。夜、人がを灯して山道を歩いていると、「チチチチ……」と鳴きながら飛んできて、どこまでもついて来る。この鳴き声の後ろにはオオカミが現れるとされ、道で転倒…
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其の拾九 ダル
怖さ:3 山の妖怪 出没地域:熊野古道など
山では「ダル」に憑かれることがある。山で飢えて死んだものが悪霊になり、人に取り憑く。それがダル(もしくはダリ)だ。 ダルに憑かれると、急に脱力感に襲われ、意識がもうろうとし、歩くことすらできなくなってしまう。空腹の時に憑かれやすく、そんな時…
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其の拾六 ツチノコ
怖さ:3 山の妖怪 出没地域 有田川町生石高原など
いまだ目撃例が後を絶たない未確認生物。藁を打つ農具の槌に似ているので、この呼び名がある。頭は大きく、胴が太くて、小さな尾がついている蛇のような生物とされる。さらにジャンプをする、日本酒が好き、いびきをかく、尾…
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其の拾参 精螻蛄(しょうけら)
怖さ:1 町の妖怪 出没地域 和歌山市
天窓からそっと中を覗くモノがあるが、外に出ると誰もいない。それは妖怪、しょうけらの仕業とされた。 人間の身体には三尸の虫が棲んでいて、宿主が悪事を働かないか監視しているという。三尸の虫は庚申の夜に宿主の身体を抜け…
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其の拾 かたびん
怖さ:2 川の妖怪 出没地域:高野山
富貴村(現・高野町富貴)に伝えられる妖怪。白い手拭いを姉さん被りに被り、赤いたすきを掛けた姿で川辺に現れて、小豆を洗いながら歌を歌う。その目は皿のように大きく、口元は狐のように尖り、白い牙が光って見えるという。また、片手に茶瓶、もう…
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其の七 天狗(てんぐ)
怖さ:3 山の妖怪
深山に住む日本で最も有名な妖怪のひとつ。一般的に山伏姿が多く、赤ら顔で鼻が高い。背に翼があり、自由に飛行する。また神通力を使うので神として崇(あが)められたり、人を魔道に導く魔物とされ恐れられた。和歌山各地には天狗にまつわる話が数多く伝承されている…
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其の四 畳叩き
怖さ:2 里の妖怪 出没地:和歌山市宇治など
夜中に畳を叩くような音が聞こえる現象。和歌山では宇治という町に出たので「宇治のこたま」、冬の夜明け頃にバタバタという音が東から西へ去っていくので「バタバタ」とも呼んだ。今も昔も物好きな男がいたもので、ある男が音の正体を確かめようと、音…
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其の壱 カシャンボ
怖さ:1 山の妖怪 出没地域:紀南一帯
和歌山を代表する妖怪の一つ。頭は芥子坊主に似て、6~7歳くらいの子どもの姿をしている。川で暮らす河童が山へ入るとカシャンボになるといわれる。東牟 婁郡高田村(現・新宮市)のある家では毎年、新宮川を遡って来た河童が家に小石を投げ込んで知らせ、山…
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