"徒然草紙·世俗説話"の記事一覧

10~道長の白犬が、主人の危難を告げた話

10~道長の白犬が、主人の危難を告げた話 「犬は小神通の物なり」という一節が気になって、そのことを調べながら現代語訳してみました。藤原道長、安倍晴明、道摩法師(芦屋道満)と有名どころが登場します。また、白犬の活躍が本話のユニークさを際立たせています。 『古事談』第6「亭宅諸道」の62 現代語訳 …

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9~「人麻呂影供」のはじまりの話

9~「人麻呂影供」のはじまりの話  「人麻呂影供」(ひとまろえいぐ)とは、歌人が集まって「歌の聖=歌聖」として尊ばれた柿本人麻呂の肖像を祀り、和歌を詠ずる儀式のこと。本話はその由来を記しています。元永元年(1118)、藤原顕季が行ったのが初めで、鎌倉時代には、影供歌合(影供のために催す歌合…

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8~ 京極大相国、蜂を飼う話

8~ 京極大相国、蜂を飼う話 『古事談』(源顕兼 編)は、上代以来のわが国の説話460余話を、6編(第1:王道后宮、第2:臣節、第3:僧行、第4:勇士、第5:神社仏寺、第6:亭宅諸道)に分類した、鎌倉前期成立の説話集です。今回は、その中から「蜂飼大臣」として知られた京極大相国こと、藤原宗輔のちょっといい…

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7~仁和寺の覚性法親王の寵童千手と三河の話

7~仁和寺の覚性法親王の寵童千手と三河の話 絵巻物を見ていると、僧に仕える稚児が数多く描かれています。性的対象にもなった稚児ですが、その姿は垂髪にして束ねたものが多く、着物は古くは水干だったそうです。今回紹介するのは、高僧に寵愛された稚児たちのちょっと切ない話。 『古今著聞集』巻第8 好色第1…

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6~近江国の篠原の墓の穴に入る男の話

6~近江国の篠原の墓の穴に入る男の話 タイトルからは一体どんな話か想像がつかない話。なぜ墓の穴に入るのか、そもそも生きている大の男が入れるほどの大きな墓の穴などあるのか。読んでみると、現代ではなかなかあり得ないものの、中世には「そういうことも確かにあっただろう」と思える話であることが分かります。時代…

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5~後白河院御熊野詣の折、紀伊国司が御前に松煙を積む話

5~後白河院御熊野詣の折、紀伊国司が御前に松煙を積む話 中国製の墨を「唐墨」というのに対し、日本の墨を「和墨」といいます。その「和墨に関する唯一の文献」(植村和堂「墨」、日本大百科全書[ニッポニカ]、JapanKnowledge)とされるのが、『古今著聞集』に収録されている本話です。「松煙」は、…

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4~宋の商人の劉文冲が、左府頼長に書籍を贈る話

4~宋の商人の劉文冲が、左府頼長に書籍を贈る話 教科書では、保元の乱で敗死したことで専ら知られる藤原頼長は「日本第一の大学生、和漢の才にとみて」(『愚管抄』巻第4)と評された当代随一の学者であり、読書家でした。宋の商人から書籍を贈られた頼長は、謝礼の砂金を下賜するだけでなく、必要とする書…

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3~羅城門の上層に登って死人を見た盗人の話

3~羅城門の上層に登って死人を見た盗人の話 芥川龍之介の『羅生門』の出典となった『今昔物語集』の作品の現代語訳。平安時代、羅城門の上層には数多くの死人が打ち捨てられていたそうです。その暗闇の中、火をともし、死人の髪をむしり取る老婆。連子窓からその様子をのぞき見た盗人が刀を抜いて走り寄る……。芥川…

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1~土佐国の兄妹が知らない島に住む話

1~土佐国の兄妹が知らない島に住む話 今回の説話は『今昔物語集』の「土佐国の兄妹が知らない島に住む話」。親と生き別れ、無人島に流されてしまった少年少女の兄妹が、島を開拓、土着繁栄していく話です。私は『ロビンソン・クルーソー』などの、いわゆる漂流・無人島漂着譚に興味がありますが、「説話」にもそうした話…

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