第2話~百鬼夜行などで描かれる鬼
「鬼」の正体を大きく分けると、次のように分類することができます。それぞれ詳しくご紹介しましょう。
●非科学的な存在全般 =【妖怪】【神】
●人間/元人間 =【変化した人間】【死者/死者の魂】【実在した人間】
●仏教の世界の存在 =【地獄の生き物】
…
続きを読むread more
1巻8話~落とし物
ある日、主人と小僧が浅草(あさくさ)の観音(かんのん)さまにお参りに行きました。
浅草は大変な賑わいで、境内は多くの人でごったがえしています。
小僧は、主人のそでを引っ張って言いました。
「旦那さま、旦那さま。こう混雑しておりますと、何か落とすかもしれません。落と…
続きを読むread more
第十夜~絡新婦の毒···後夜
「誰が毒女だっていうのよ~、えっ、誰のことよ!」女はふらふらと立ちあがって、マスターを睨みつけて言った。「決まっているでしょう。あなたですよ」にこやかにマスターは答えた。「キーッ!、私が毒女だって!、お前、許さねぇぞ!」「許さない・・・別に許してもらおうとも思いませんし…
続きを読むread more
1巻7話~カエル石
むかしむかし、あるところに、とてもカエルによく似た大きな石がありました。 この石は『カエル石』と呼ばれ、自分の上に止まった小鳥をパクリと食べてしまうとの言い伝えがありました。
ある日の事、近くの子どもたちが度胸試しに、そのカエル石にさわろうとしました。 一人の子どもがカエル石に…
続きを読むread more
呪怨その1~『くわばら くわばら』
嫌なことや災難から逃れたいときに唱えるおまじないで、よく『くわばら くわばら』と言いますよね。でも、どうして『くわばら くわばら』と言うのでしょう…。何か特別な意味合いがあるような気がしませんか? それには、本当のことかどうかは定かではありませんが、菅原道真公に由…
続きを読むread more
1巻7話~平林
字の読めない下男(下働きの男の人)がいました。 ある日、主人に、「すまないが、お医者の平林先生に、手紙を届けておくれ」と、頼まれました。 ところが途中で、何と言う名前の医者に行くのか、すっかり忘れてしまいました。 ちょうど、そばを通りかかった坊さんに、「もしもし、この手紙のあて名は…
続きを読むread more
1巻6話~チロリン橋
むかしむかし、ある村に、とても貧乏な一家が住んでいました。 お父さんが病気で寝込んでからは、その日に食べる物もろくにありません。
ある日、お母さんは十歳になったばかりの娘のお春に言いました。「お春。 わたしたちは、とても貧乏だ。 田も畑もみんな長者さまの物で、わたしが日の…
続きを読むread more
第1話~魑魅魍魎 について
魑魅魍魎が跋扈する 平安の世、
山林の 気から生じるばけもの、 いろいろな 妖怪変化。種々 のばけもの などが 京都の都 に現れ たのでした。
「魑」···ばけものの類
山林の気から生じるというばけもの。
「魅…
続きを読むread more
1巻6話~キツネつき
むかしはキツネが人に取りついて、よくいたずらをしたものでした。 そして、ある店の小僧さんにキツネがついてしまい、突然小僧さんが訳の分からない事を言い始めました。 お店の主人は困って神主(かんぬし→神社に勤める神職の長)さんにお払いをしてもらったり、お坊さんにお経をあげてもらっ…
続きを読むread more
3~七草粥とは
「七草粥」(ななくさがゆ)は、「春の七草」と呼ばれる野菜を入れたお粥を、1月7日の朝に食べる行事です。無病息災を願うとともに、お正月に食べすぎた胃や腸を休息させる目的もあります。七草を食べる習慣は古来日本にあり、七草はそれぞれ縁起が良く体にも良い野草とされていました。地域によっては、…
続きを読むread more
1巻5話~千本木さん
むかしむかし、あるところに、千本木(せんぼんぎ)という腕の立つ侍がいました。
ある夜の事、仲間と酒を飲んで帰りが遅くなった侍は、ふらふらした足取りで川のふちを歩いていました。「ああ、夜風が良い気持ちだ」 侍が大きな柳の木のそばの橋にさしかかったとき、ふいに向こうから白い小…
続きを読むread more
6~「神度剣(かむどのつるぎ)」
「日本神話」のなかで、現在の天皇制につながる重要な話として「国譲り」(くにゆずり)があります。天皇家の祖とされる「アマテラスオオミカミ」(天照大神)が、その子である「アメノオシホミミノミコト」(天忍穂耳命)に、葦原中国(あしはらのなかつくに)を治めさせるまでにはいく…
続きを読むread more
1巻5話~たこあげ
息子がたこを上げていましたが、いっこうにうまく上がりません。 それを見た親父が、「待て待て、そうじゃない。うまく風に乗せるんだ。今、おれが上げてやるから、よく見ていろ」と、言って息子からたこを奪い取ると、あっという間にたこを空高く上げて見せました。「どうだい。うまいもんだろう」…
続きを読むread more
1巻4話~とっつくひっつく
むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんがいました。 ある日、おじいさんはとおくの畑へいったのに、大事な弁当をわすれてしまいました。 そこで、おばあさんが後から弁当を持って出かけていくと、とちゅうのくらい森で、「とっつくぞう~、ひっつくぞう~」と、おそろしい声がき…
続きを読むread more
5~後白河院御熊野詣の折、紀伊国司が御前に松煙を積む話
中国製の墨を「唐墨」というのに対し、日本の墨を「和墨」といいます。その「和墨に関する唯一の文献」(植村和堂「墨」、日本大百科全書[ニッポニカ]、JapanKnowledge)とされるのが、『古今著聞集』に収録されている本話です。「松煙」…
続きを読むread more
1巻4話~お国は火事
ある店で、田舎から出て来たばかりの男をやといました。 主人は仕事を色々と教え、特に客への挨拶は丁寧にする様に言いました。
ある時、越前の国(福井県)から客がやってまいりました。 男はさっそく、客の前へ出ると、「これはこれは。お寒い時分に、ようおいでなさいました。今年はこち…
続きを読むread more
1巻3話~雨がしょぼしょぼと降る晩
むかしむかし、雨がしょぼしょぼと降る晩の事、旅の商人が宿屋を見つけました。「夜分遅くすみませんが、一晩、泊めてください」 商人が頼むと、宿屋の主人が言いました。「今日は満室なので相部屋になりますが、それでもよろしゅうございますか?」「はい、かまいませんよ…
続きを読むread more
(序章) 百鬼夜行-上巻
魑魅-1夜~34夜
1···木魅(こだま)
2···大天狗(だいてんぐ)
3···山姥(やまうば)
4···山童(やまわろ)
5···犬神(いぬがみ)
&nb…
続きを読むread more
1巻3話~雪
ある日の事。 まだ薄暗いうちに下男(下働きの男の人)が戸を開けてみますと、外は大雪でした。「こりゃあ、全く大変な雪が降ったものだ」 下男は驚いて、大声をあげました。 するとそれを聞いた主人が、「ほう、一体、どれほど降ったのじゃな?」と、聞くと、下男は、「そうですねえ。雪の深さは、…
続きを読むread more
1巻2話~死神の使い
戦国時代には、多くの殿さまが自分と良く似た家来を影武者(かげむしゃ→敵をあざむくため、殿さまと同じかっこうをさせた武者)にして、自分が殺される確率を減らしていました。
ある日の夕方。 髪の毛が真っ白のおじいさんが、お城へとやって来ました。「こら、用のない者が入ってはならん…
続きを読むread more