5巻2話~頷く人形
むかしむかし、江戸城に勤める役人に、菅谷次郎八(すがやじろはち)という若い男がいました。 次郎八は休みになると浅草へお酒を飲みに行き、そのうちに白梅(しらうめ)という店の女性と恋仲になりました。
ある春の事。 次郎八は、京の都にある二条城(にじょうじょう)へ勤める事を命じられ…
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1巻17話~ふらり火···(ふらりび)
鳥山石燕の『画図百鬼夜行』
に載っているがなんの解説もない。
なので、どのような妖怪なのか不明。
見たところ鳥のようで、犬のようで。
名前から火の妖怪であることは分かる。
ふらりと現れて、ふらふらしているのだろうか。
この妖怪は、『百怪図巻』、…
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5巻1話~幽霊に頼まれた治療
むかしむかし、沖縄本島のある町に、お灸で病を治している先生がいました。
ある日の夜、先生は夜の散歩に出かけました。 そしてぶらぶらと歩いているうちに、町はずれの橋のたもとの松林までやって来ました。「おや? これはまた、ずいぶんと遠くまで来たものじゃ」 すると突然、…
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5巻2話~日本のすずめ
お城ヘ出入りしている商人が、中国から来たすずめを手に入れました。 すずめは全部で、六羽います。 中国のすずめは大変珍しいので、殿さまに献上(けんじょう→さしあげること)することになりました。 ところがこの殿さまは、とてもえんぎをかつぐお方です。 めでたい数でないと、どんなに…
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5巻1話~なむあみだぶつ
両国(りょうごく)で、クマの見せ物をしているおじいさんがいました。 見せ物には、なによりお天気が第一です。 このところ、ずっとお天気続きなので、毎日が大入り満員(おおいりまんいん→お客でいっぱいの様子)です。 おじいさんはすっかり喜んで、自分も出入り口に現れると、「さあ、クマ…
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4巻30話~大蛇とお尻
むかしむかし、ある旅人が宿屋を出発しようとすると、宿屋の主人が声をかけました。「お客さま、今からあの山を登って行くのですか? それでしたら、くれぐれもお気をつけください。 実はあの山には、人食い大蛇が出るとのうわさです」 すると旅人は、内心おびえながらも、「平気平気。もし大蛇が出た…
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23~五月人形と鯉のぼりの由来
「端午の節句」(たんごのせっく)として知られる「こどもの日」は、男の子の成長を家族みんなでお祝いする日。そのお供えには柏餅や粽(ちまき)がありますが、いちばんの主役は、何と言っても「五月人形」と「鯉のぼり」。どちらも、こどもの日には欠かせない端午の節句のお飾りですが、屋内…
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其の五拾弐〜座敷わらし
家の妖怪 出没地域:和歌山市 怖さ:1
歳のころなら5〜6歳の幼児の姿で、家に座敷わらしが住むとその家は栄え、出て行くと衰退するといわれる。子供が遊んでいると突然現れたりもするが、その姿は子供には見えても大人には見えないらしい。主に東北地方に伝わる妖怪だが、落語家…
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4巻29話~外法人形
むかしむかし、男が川でぼんやりしていると、川上から板きれに乗った人形が流れてきました。 それは小さな女の子の姿をした、とても可愛らしい人形です。「人形か、子どもに持って帰るとしよう」 男がその人形を拾い上げようとすると、人形が突然口を開いて言いました。「明日は、どこどこの年寄りが…
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4巻30話~ウマの尻尾
子どもが、つないであるウマの尻尾の毛を引っこ抜いて遊んでいました。 それを見た男が、子どもに注意をしました。「こらこら、そこの子ども。ウマの尻尾を、抜いてはいかんぞ」「おじちゃん、どうして?」「そいつはな、ちゃんと訳があるんだ」「ふーん。でも抜いたって、どうもないよ」「いいや、ちゃ…
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22~端午の節句の由来と五月人形
現代では男の子が誕生すると、名の知られた武将達所用の甲冑を模した「五月人形」を兜や太刀などと共に、端午の節句(こどもの日)に飾る風習があります。現代でも「年中行事」のひとつとしてお祝いされる端午の節句ですが、そもそも端午の節句の始まりは、どのようなことに由来しているので…
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第18話~安眠できなくなる怪談 ~枕の伝説、妖怪枕返し、北枕の意味~
枕。それは睡眠中の頭を支える大事な寝具。
しかし日本各地の枕にまつわる古い話を知れば、睡眠中だからといって気を抜いてはいられない。と言うのも、枕には恐ろしい話が数多くついてまわるからだ。
『江戸名所図…
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4巻28話~嫁礁(よめぐり)
むかしむかし、能登半島の狼煙(のろし)と言う所に、一人の漁師が住んでいました。 漁師はどんなに海が荒れる日でも必ず船を出して、毎日サバ釣りをしていました。 そしてそのサバを売ったお金で、大好きなお嫁さんにおいしい物を食べさせてやるのです。
ある日の事、今日は朝からひど…
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4巻29話~あててみな
人通りの多いにぎやかなところに、易者(えきしゃ→占い師)が店を出していました。 その前を、今日はどういうわけか、大勢の子どもがこま回しをして遊んでいます。「まったく、いまいましい子どもめ。これでは商売のじゃまだ。どこかよそで遊べばいいのに」 易者が、にが虫をかみつぶした様な顔を…
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21~端午の節句(こどもの日)とは
5月5日はゴールデンウィークの祝日「端午の節句」(たんごのせっく)と「こどもの日」です。こどもの日と言う呼び方を聞いたことがある方は多いものの、端午の節句という言葉は聞き慣れないと言う方もいるのではないでしょうか。端午の節句(こどもの日)には、鯉のぼりを揚げる以外にも…
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古都17話~『河原院跡 』 ~平安京の幽霊屋敷~
光源氏のモデルになった人物
紫式部の長編小説『源氏物語』の主人公、光源氏。美男子として描かれている光源氏は、もちろん、架空の人物ですが、その光源氏にはモデルとなった人物がいました。その人物とは「源融(みなもとのとおる)」です…
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4巻27話~朱の盤の化け物
むかしむかし、旅の侍が一人、村はずれのさみしい野原にさしかかりました。 このあたりには、『朱の盤(しゅのばん)』と呼ばれる妖怪(ようかい)が出るとのうわさです。
「ああ、日は暮れてくるし、心細いなあ。化け物に、会わねばよいが」 侍が足をはやめると、「しばらく、お待ちくださ…
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4巻28話~法力
貸衣装屋に、坊さんがやって来ました。「ご主人、ちと、赤いけさを貸してもらいたい」と、坊さんが頼むと、主人は、「へいへい、素晴らしく良い色のけさがございますよ。して、どちらへお出かけで」「うむ、明日、雨ごいをするのでな、雨降山(あめふりやま)へ」 それを聞くと、主人は、さっとけさを引っ込め、「…
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20~みどりの日とは
ゴールデンウィークの祝日のひとつである「みどりの日」。2007年(平成19年)より5月4日がみどりの日として制定されていますが、以前は4月29日でした。なぜ日にちが変更されたのか、どのような目的で制定された祝日なのかを含め、みどりの日ができた由来や歴史について解説します。
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1巻17話~羅城門
平安京の正門である羅生門に巣食っていたと言われる「羅生門の鬼」は、謡曲『羅生門』にも登場する有名な鬼の名前です。『羅生門』以降に鬼の報復の話があり、その作品では「茨木」と記されているため別々の種類の鬼である羅生門の鬼と茨木童子が同一視されることがあります
鬼は昔の人々の共同幻想…
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